小林しょう子通信  No。46

                           平成14年7月発行

       ● 平成14年6月 第2回定例議会一般質問から

     「文化芸術振興をどのように進めるのか」
     小林 人類の歴史とは何かの競争の上に築かれてきました。
         ハーバード大学のガルブレイス教授は、もっと文化や芸術
         などにも目を向けるべきであると主張しつづけています。
         また、二十一世紀は人材育成の競争の時代になると予言
         しています。どれだけの人材を育成したかで未来は決して
         いくというのです。
         国では昨年、文化芸術振興法を成立させ新世紀アーツプラン
         として文化芸術振興に力をいれています。
         市でも基本指針を策定してはどうでしょうか。

    教育長 平成15年度末策定予定の生涯学習基本計画に、生涯
         学習としての文化芸術振興推進を盛り込む予定です。
      
    小林 人材バンクとは別に、プロ活動をされている方々のアー
         ティストバンクを創設して、市内に居住または活動している
         芸術家に、大いに活躍していただいてはどうか。

                    
    教育長 市にゆかりのあるアーティストは、まだ一部しか掌握して
         いないが、人的な無形有形の財産だと考えている。制度に
         ついては前向きに検討したい。 
   
    
小林 子どものための文化芸術体験プログラムはあるのか
    教育長 子どもたちが地域や家庭、学校で文化や芸術に触れ、体
         験することは人として大きく成長していく過程で必要不可欠
         な取り組みであると認識している。教科の中や総合的な学
         習の時間を利用し取り組んでいる。
  
    
小林 国の「芸術文化ふれあい教室」にも応募し、子どもたちに
        本物の芸術に触れる機会を創っていただきたいが。

    教育長 努力してやります。


                     
 
   
 小林 市長は文化芸術を振興しようとされているのでは。
    市 長 古賀市の10年20年後のことを考え、是非とも文化芸術を
         振興させたい。生涯学習の中で積極的に取り組む以外にも、
         色々な取り組みについて考えていきます。
        


     
 ● 会派視察〜6月28日から29日    
       熊本県阿蘇郡小国町グリーンツーリズム

      小国町流ツーリズムは、観光の新しい展開をはかるとともに
     域外との多彩な交流を通して,農林業をはじめとする地元の産
     業を交流型に移行させ、地域の文化資源に新しい光を当て、
     さらには住民の新しい生活スタイルを生み出す契機になること
     を目指しています。

      平成9年に「九州ツーリズム大学」が開校され4年間で述べ
     500名近い卒業生や修了生が出ました。研修宿泊施設として、
     また九州ツーリズム大学やおぐに自然学校のキャンパスとして
     の様々な「場」を作り上げているのが木魂館です。
     2001年からは就学前の4〜6歳児を対象にした幼児向け自然
     学校“どんぐりのぼうけん”がスタート。まさに子どもから高齢者
     までの生涯学習と交流の場を提供しています。

        
                 交流の拠点・木魂館

     
 ●ほたる飛翔観察・・グリンパークほたる水路他数ヵ所
     ほたるの会メンバーが、6月5日に恒例の飛翔観察を行いま
     した。
     今年のほたる初飛翔が5月初旬だったので、この日はグリン
     パークほたる水路で10匹しか数えられませんでした。
     ほたるの会の飛翔観察では5月22日から約1週間が最盛期
     で、毎晩150匹が幽玄の世界を飛びました。